見出し:XMのスプレッドは広いのか各口座ごとの数値をチェック
XMは日本で最も人気のある海外FX業者の1つですが、欠点としてあることがよく言われています。その欠点とはスプレッドが広いということです。
そこで今回はまずXMのスプレッドは本当に噂通り広いのか、XMで利用できる全ての口座ごとに代表的な通貨ペアの平均スプレッドを見ていきましょう。
【代表的な通貨ペアの平均スプレッド】
マイクロ口座 | スタンダード口座 | ゼロ口座 | |
EUR/USD | 1.7pips | 1.7pips | 0.1pips |
USD/JPY | 1.6pips | 1.6pips | 0.1pips |
GBP/USD | 2.3pips | 2.3pips | 0.5pips |
AUD/USD | 1.8pips | 1.8pips | 0.4pips |
CAD/JPY | 3.4pips | 3.4pips | 1.1pips |
EUR/AUD | 3.8pips | 3.8pips | 1.0pips |
GBP/AUD | 3.9pips | 3.9pips | 2.0pips |
NZD/JPY | 5.0pips | 5.0pips | 1.2pips |
USD/CAD | 2.1pips | 2.1pips | 0.6pips |
【代表的な商品CFDの平均スプレッド(マイクロ・スタンダード口座のみ】
COCOA:1.1pips
CORN:22.0pips
SBEAN:1.0pips
SUGAR:0.8pips
COFFE:7.0pips
【代表的な貴金属CFDの平均スプレッド(マイクロ・スタンダード口座のみ】
GOLD:3.5pips
SILVER:3.6pips
ご覧の通り、XMのスプレッドは基本的にマイクロ口座とスタンダード口座が同じ広さで、ゼロ口座はそれらよりも遥かに狭いスプレッドを記録しています。
小見出し:XMロイヤルティプログラムがあるため実質のスプレッドはもう少し狭い
上記の平均スプレッドを見ても分かる通り、マイクロ口座やスタンダード口座のスプレッドは若干広いと感じる人は比較的多いです。
しかし、XMで実際に取引を行うとなると、実質的なスプレッドはこれらよりも少なくて済むのです。
なぜかというと、XMのマイクロ口座やスタンダード口座はXMロイヤルティプログラムの対象となっているからです。
XMロイヤルティプログラムとは、XMのマイクロ口座やスタンダード口座で実際の取引を行った時にポイントが貰えるプログラムのことです。そしてこのプログラムで貯めたポイントは現金や口座のクレジットなどへ交換することができます。つまりマイクロ口座などのような一見スプレッドが広く見える口座でも実際に取引をする度に現金相当のポイントが貰えるため、取引を行う際の実質的なスプレッドはもう少し狭くなるわけなのですね。
では具体的にはどの程度まで狭くなるのか、一度計算してみましょう。
XMロイヤルティプログラムでは口座を開設してからの期間の長さによって得られるポイントが変わります。例えば、口座開設から30日までは1lotあたり10XMP(XMPはポイントの単価)貰えます。そして100日後の約3ヶ月経った後の場合であれば、1lotあたり倍の20XMP貰えるのです。
そしてこの20XMPというポイントは、大体6.7ドルほどの金額に相当し、この6.7ドルというのは約0.67pips分の金額になります。つまり、ロイヤルティプログラムがあることでXMでは口座を開設してから3ヶ月以降は上記の平均スプレッドよりも0.67pips分狭い環境でトレードとしているのと同じということなのです。
これはXMならではのメリットだと言えるでしょう。
見出し:XMのスプレッドの広さを他社と比較
では次にXMのスプレッドの広さが他社と比べてどの程度のものかチェックするために、その他の有名なFX業者と比較してみましょう。
【有名海外FX業者のスプレッドの広さ一覧表】
業者名 | EUR/USD | USD/JPY | GBP/USD | EUR/GBP | EUR/AUD | USD/CAD |
Forex.com | 1.8pips | 1.6pips | 2.2pips | 1.4pips | 3.6pips | 2.2pips |
OANDA | 1.3pips | 1.6pips | 1.9pips | 1.8pips | 3.2pips | 1.4pips |
AXIORY | 1.6pips | 1.5pips | 1.9pips | 1.6pips | 3.3pips | 1.9pips |
FXCM | 1.2pips | 1.2pips | 1.4pips | 2.1pips | 1.0pips | 2.0pips |
FXDD | 0.5pips | 1.0pips | 1.0pips | 1.0pips | 2.7pips | 1.5pips |
LAND FX | 0.8pips | 0.8pips | 1.2pips | 1.6pips | 2.2pips | 1.6pips |
TITAN FX | 0.8pips | 1.2pips | 1.2pips | 1.2pips | 2.4pips | 1.6pips |
iForex | 1.8pips | 1.8pips | 3.0pips | 3.0pips | 9.0pips | 4.0pips |
ThinkForex | 0.8pips | 1.0pips | 1.2pips | 1.3pips | 1.8pips | 1.2pips |
※各業者のスプレッドは参考値です
これらの有名海外FX業者と比べてみると確かにXMよりも低いスプレッドの業者もあるようですが、XMだけ特別広いスプレッドであるわけではないことがわかりますね。
見出し:XMのスプレッドの日本円換算の計算方法
XMのスプレッドの広さについて、pipsではなく、日本円換算で知りたい人も中にはいるでしょう。
そこで次はXMでのスプレッドの日本円換算の計算方法について解説します。
まずXMのスプレッドの計算を行うために知っておくべきことは通貨ペアによって1pipsの価格が変わるということです。
例えば、EURUSDやGBPUSDなどの円が含まれていない通貨ペアの場合は1pips0.0001ドルですが、USDJPYやCADJPYなどの円を含んだ通貨ペアの場合は1pips0.01円と計算します。
そこまで大きな差になることはありませんが、正確に計算したいのならしっかりと覚えておきましょう。
そして1pipsあたりの価格がわかったらあとは取引するロットの量をかければ、スプレッドの日本円換算ができるのです。
例えば、ドル円のスプレッドが1.5pipsだとして、取引するロットの量が5万通貨だとします。そうすると以下のように計算すれば良いのです。
0.15円(1.5pipsの価格)✕5万通貨
つまり750円がその時のスプレッドの日本円換算の価値となります。
ちなみに通貨ペアに円が含まれていない場合には、取引時のドル円の為替レートによって計算結果が大きく変わるので注意しましょう。
見出し:XMのスプレッドが広がりやすいタイミングや時間帯は?
XMでの取引を考えている方で、スプレッドに関してもう一つ知っておくべきことがあります。それはスプレッドが広がりやすいタイミングや時間帯です。
初心者の方は知らないことが多いのですが、実はXMに限らずどこのFX業者でも通常より遥かにスプレッドが広がるタイミングや時間帯があります。そのタイミングや時間帯を知っていないと想定外のスプレッドの広がりによって本来利益になったはずのトレードが損切りに思ってしまうといったことにもなりかねません。
これからそんなXMのスプレッドが特に広がりやすいタイミング等をご紹介していきますので、併せてチェックしておきましょう。
小見出し:ほとんどの市場がクローズする朝の6〜7時
XMのスプレッドが広がりやすいタイミング、それは日本時間の朝6時から7時です。
実は日本時間の朝の6時からは世界中の市場のほとんどが閉まってしまうため、どの通貨ペアの取引量が極端に落ちてしまう傾向にあります。そしてスプレッドというのはその時の取引量が少ないと広がるという特徴があるため、この朝の時間帯は他の時間帯よりも広いことがほとんどなのです。また取引量が少なくなるとスプレッドが広くなるだけでなく、値動き自体が不自然なものとなり、分析がしづらく損をする可能性が高くなることが多いという欠点もあります。
サラリーマンなどは出勤前に取引をしたいと考えている人が多いのですが、出勤前には残念なことにこのスプレッドが広がるタイミングとかぶってしまうことがほとんどなので、できればトレードは避けるべきでしょう。もしトレードするとしても損切りの位置などに注意して慎重に取引を行うようにしてください。
小見出し:重要な経済指標の発表時
重要な経済指標の発表時というのもXMのスプレッドが広がりやすいタイミングとして知っておくべきです。
この経済指標の発表時にはその時の発表内容等によって変わりますが、先ほどご紹介朝の時間帯よりもはるかにスプレッドが広くなってしまうことも多くあります。またこの重要な経済指標の発表時はスプレッドが広くなるだけでなくなく、価格も一緒にして大きく動くことも珍しくはありません。
もちろん、あなた自身が考えている方向に価格が動けば大きな利益になりますが、万が一で反対に動いてしまった時には大きな損になる可能性もあるので、XMに限らずFXで取引をする時には近い内に大きな経済指標の発表ないか確認しておくことをお勧めします。
見出し:XMのスプレッドは広いのに多くの人に選ばれる理由は?
ここまでご紹介したようにXMのスプレッドは特別狭いというわけではありません。しかし、現在日本国内の海外FX業者の中では特に高い人気を誇っているのです。それには当然、理由があります。
その大きな理由は2つ考えられますので、これから1つずつ詳しく解説していきます。
小見出し:他のFX業者と比べてその他のメリットが大きい
スプレッドが特別狭いわけではないのに多くの人に選ばれる一つ目の理由は、その他の業者と比べてメリットが大きいからです。
例えば、XMでは以下のようなメリットがあります。
・他の業者に比べてボーナスの内容が豪華である
・MT4などで取引ができる通貨ペアや商品の種類が多い
・最大で888倍ものレバレッジをかけることができる
・ライブチャットやメールでの日本語のサポートが充実している
もちろん今回も約定スピードが早いと言ったことや入金・出金の方法が多いといったメリットもあります。このようにスプレッド以外の部分でのメリットが多いため、実際に利用している人の数も日本国内でトップレベルに多いのですね。
小見出し:NDD方式で業者として透明性がある
XMがFX業者としてスプレッドが広いのに選ばれるもう1つの主な理由、それは透明性の高さにあります。
実はFX業者には主に二つの種類があります。1つは国内のFX業者に多いDD方式です。DD方式を採用している業者の場合、業者と顧客の利益や損失は反比例します。つまりお客が勝てば勝つほどその業者は損をし、反対にお客が負ければ負けるほど業者は利益を得ることができるのです。そしてこのDD方式の業者の場合、当然企業として利益を残すためになるべくお客には負けてもらった方がいいわけです。もちろん企業としてはそのことをお客には伝えていませんが、噂ではストップ狩りなどによって故意にお客が損するように操作しているとも言われているほどなので、 中にはそのような業者の利用をあえて避けている人もいます。
しかし、XMはNDD方式を採用しています。このNDD方式では取引の際に発生するスプレッドによって利益を業者は得ます。つまりお客が取引すればするほど儲かるという仕組みです。つまりこのNDD方式ではお客がどれだけ勝とうが関係ないどころか、むしろ利益を出すためにどんどんとトレードをしてもらいわけです。そのためDD方式の業者のように怪しいことをやっていることはほとんどなく、業者としての透明性があるため多くのトレーダーから支持されていると考えられるのです。
見出し:XMはスプレッドの広さを考慮してもおすすめできる業者の1つ
ここまで解説してきたようにXMはゼロ口座では比較的狭いスプレッドですが、マイクロ口座やスタンダード口座では特別狭いというわけではなく、中には広いと感じる人もいます。
しかし、最後に解説したようにXMはスプレッド以外の面で非常に大きなメリットのある海外FX業者で、例えスプレッドが他の業者より高かったとしても利用する価値は十分にあると言えます。
ですので、現在どこの海外FX業者を利用しようか検討中の方はぜひXMも一度チェックしておくことをおすすめします。
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